物損事故とはどんな事故?

物損事故とは、交通事故が起こった際に人がケガをしたり身体に不調が起こることなく、接触した建物や器物、車両などが壊れるなどしただけの事故を指しています。
ただこの場合はどなたかがケガをした、亡くなった、という状況ではありませんから、やや事故の中でも精神的にはましな部類といえます。

人身事故とはどんな事故?

物損事故に対して人身事故、というものは建物や器物、車両などが壊れるだけでなく、どなたかがケガを負ったり、死に至るといった状況になってしまった交通事故のことですね。
基本的にはこのような事故を起こした場合、速やかに警察に連絡をし、またケガを負った方の救助に最善を尽くす必要があります。

単独事故とはどんな事故?

交通事故といえばたいてい、相手がいる場合が多いものですが、自分がうっかりした、よそ見をしてしまうなどといった過失があって事故を起こすことを、単独事故といいます。
最近では運転中にスマートフォンを使うなどといった、違反行為によってこのような単独事故を起こすこともあるようです。

複合的な事故とは?

複合的な要因が重なる交通事故もあります。
例えば、相手が車や自転車など人ではなく、道路に生えた木が傷んで倒れてきて事故を起こした方がいたり、笹子トンネルのように、老朽化したトンネルの破片が崩れるといった場合も。
また、よく起こっているのは複数の事故の相手ができてしまう、高速道路などでの玉突き事故。
このようにさまざまな要因が重なったり、過失割合をはっきりさせるのが難しい事故もあるんですね。

このように交通事故とは、ひとつとして同じ状況で起こることはないものです。
どんなに気をつけて行動していても、思わぬ状況で事故に遭うことも充分考えられるものです。
また、目の前で実際に交通事故が起こる、ということもあり得ますので、そのようなときには適切な行動を行って、できるだけ人命を第一に、速やかにフォローしていきたいものです。