トップページ > 交通事故あれこれ > 交通事故がよく起こる場所

交通事故で死亡する人は日本においては徐々には減っていますが、やはり毎年多くのかたが亡くなることも事実としてあります。
マスコミで報道される交通事故だけでなく、小さな事故も含めて統計を取ると、事故が起こりやすい場所、というものが見えてくるようです。
ここでは「交通事故が起こりやすい場所」について解説していきます。

5割強の人身事故が「交差点または交差点付近」

実際に交通事故の場所や件数などが毎年統計を取られているのですが、そのようなデータで見ると、交通事故が多発している場所は、やはり車などが曲がるとき、すなわち「交差点または交差点付近」で起こっています。
この割合は5割強ということで、どの県での統計でもだいたい半分強がこのような場所なんだとか。

高速道路などで、いつも同じようなところで事故が起こる理由は?

皆さんのお住まいの地域でも、高速道路などで頻繁に同じような場所でばかり事故が起こっている、と感じることはありませんか。
基本的には高速道路の場合、走行中に道をそれるのはインターチェンジだけですので、それ以外の道路はほぼ真っ直ぐに高速走行しているだけです。
しかしそれでもかなり大きな事故が起こってしまうことが多い場所がある…これは何故なのか?
高速道路によっては、建設されたのがずい分前で、現在の仕様よりも安全性が低いところがあります。
例えば勾配やカーブのRがきつい、道路の幅が狭いなど…そういった場所はやはり新しい仕様の高速道路に比べると高速走行しにくく、事故を起こしやすくなっているようです。
またこのような場所での事故は週末の夕方に多い、などといった傾向も。
これも普段は高速走行をあまりしないドライバーが多く走行するなどで、交通事故のリスクが高まっているのかもしれません。

高速道路のトンネルも要注意!

最近の高速道路のトンネルは内部の照明がかなり明るくなったことで、事故も減りつつあるようです。
しかしトンネルとはいえ、ほぼ真っ直ぐな道を走行するだけの高速道路のトンネルで何故事故が起きてしまうのでしょうか。
これは実際に走ってみたかたなら分かることですが、特に天気のよい日に高速道路を走行していてトンネルに入ると、急に暗く感じることで減速してしまう人がいたり、また内部が暗いためにライトを点灯することで、後続車が「ブレーキランプが点いたように感じてしまう」ことも原因となっているようです。
いずれの場合も「車間距離をより多く取っている」ことで事故は回避できますので、高速道路では車間距離に気をつけたいものです。