交通事故で負うケガは、何も骨折などに限ったことではありません。
事故の時にはさほどどこも痛くなかったのに、時間が経ってからあちこち痛みを感じるようになった、というケースも少なくありません。
ここでは交通事故によって起こる「肩こり」や「腰痛」などについて解説していきます。
交通事故の衝撃で「肩こり」や「腰痛」を起こす？！
交通事故に遭ってしまい、衝撃を受けたけれど、見たところケガはほとんどしていないし痛いところはない…当日そんな状態だったらちょっとほっとしますよね。
相手の方も、被害者にケガがあるかないかでずい分気持ちも違ってくるものですし、できるなら「ケガはなかった」というほうがよいもの。
しかし交通事故の場合、当日どこも痛みを感じなくても、数日経ってから何となくおかしい、ここが痛い、何だか倦怠感…といった症状が出てくることがあるのです。
このような流れで交通事故の衝撃によって神経が圧迫されるなどして、「肩こり」「腰痛」になることが。
できれば事故の当日診察を！
交通事故があったとき明らかにケガをしている、という場合以外は病院などで診てもらう必要はない、と思うかもしれません。
しかしほぼ衝撃がなかったと言い切れる事故以外は、念のため診察しておくことが大切。
またその日に診察してもらうのが難しい場合も、できるだけ早めに問題がないか診てもらうほうがよいでしょう。
医療機関なら整形外科、または自身が通っている整骨院などがあればそのような治療院でもかまいません。
またまったくケガはしてなかった、と思っていても、１週間ほどして徐々に不調が出てくることもありますので、そのような場合は異変に気付いた段階で速やかに医療機関などを受診しましょう。
交通事故による痛みが出た場合
交通事故のあとに「肩こり」「腰痛」など、身体のどこかに痛みを生じるようになった場合、神経を圧迫する部分があったり、筋肉に損傷があることが原因になっているかもしれません。
そういった状態になってしまった場合は、交通事故のケガの治療に特化した治療院で治療すると、的確にケアできるようです。
整形外科に交通事故外来があればそのようなところ、また骨折などがないケガの場合は整骨院などで交通事故のケガに特化した専門の治療に強い治療院に行くと、痛みの改善や動作の回復が早いようです。
交通事故による肩こりや腰痛は放置しているとなかなか治らないものですので、適切な治療を行うことが大切です。
